プライベートアイランドの購入Ⅰ
プライベートアイランドを購入する場合、まず何から始めれば良いでしょうか。
基本的な前提として、プライベートアイランドは住宅や通常の土地と同様、不動産の一つです。したがって実際のところは、住宅や土地を購入するのと同じような 流れで購入していくことになります。ただ、それが海外のものであることで手続きが煩雑であったり、信頼できる業者を見つけるのが難しかったり、島特有の チェックすべき項目があること、そしてもちろん一般の不動産より高価であることにより、普通の不動産よりも時間をかけて調査していかなければなりません。
1.プライベートアイランドを購入する目的
最初に考えるべきは、何のために島を購入するのかということです。
プ ライベートアイランドは経済的にも時間的にも、そして精神的にも余裕を持つ本当に限られた人だけが手に入れることのできるものであり、家やマンションなど と違い、生活に必要不可欠なものではありません。 (もちろん、ある分野の企業にとってはビジネスを行ううえで必須のものかも知れません。)
したがって、ある人はそこに完全に移り住み、ある人はリゾート開発して収益源にする、また著名人などは人々の目から離れることが出来るHideawayとして利用するなど、プライベートアイランドを購入する目的は人(企業)によって様々です。また、特段の目的がなくても、島を所有するという特権性を求めて購入する場合もありますプライベートアイランドを購入するにあたっては、そこに何を求めるのか、自分だけの王国を作り上げたいのか、リタイア後の住処にするのか、もしくは投資対 象として捕らえるのか、目的を確認する必要があります。その目的によって、選ぶべき地域や割り当てる予算などが変わってくることになります。
2.予算を決める
当然ながら予算はあればあるほど魅力的な島を手に入れることが可能になります。購入した島は場合によって、住めるように開発するための資金が必要ですが、余裕があるならば、その資金をより良い島を買うために回したほうが得策です。
一度、島を購入してしまったら、場所や地形は変えることが出来ません。安い島は地理的に遠かったり、開発が難しかったりと、安いなりの理由があるものです。短期的に資金を節約するために安い島を買うよりも、多少値段が高くても場所や設備の質が高い島を購入したほうが、将来的に正しい選択となるでしょう。プライベートアイランドの値段相場はどこの地域にある島か、ということが値段を決める大きな要因となります。
人気がある地域、たとえばカリブ海や地中海などは値段が高くなっており、物価が安いアジアにある島は比較的リーズナブルな値段になっています。
また、プライベートアイランドを購入したあとも、管理コストがかかりますので、その要素も計算に入れる必要があります。3.場所を決める
島を所有するにあたって、所在地はとても重要な要素になります。
実際に自分の島を購入したあと、そこに行くまでの交通の利便性はもちろん考慮する必要があります。日本からバハマに行くのとフィジーに行くのでは予算も時間も大きな差があります。また気候や言語、通貨、そしてその国の政治的背景などを充分に理解する必要があります。
さらに、国によって外国人の不動産所有が認められていなかったり、条件付になっていたりします。
たとえば米国においては、外国人に対する不動産売買は自由にされていますが、フィリピンなどは外国人による土地所有が認められていません。
この場合、プライベートアイランドを所有するには、土地のオーナーと長期リース契約を結ぶことになります。また、個人ではなく、法人形態でのみ所有が認められている国などもあり、事前に把握することが必要です。
プライベートアイランドのメッカ
【フロリダ】
フロリダは価格、利便性、利用性という条件に優れています。米国最南端で、観光地として有名な”The Keys”。そこには約240キロにわたって島々が存在します。航海用の地図によると、フロリダには800を超える島々が存在していますが、個人所有できるものとして売りに出されているのは、わずかな数の島だけです。フロリダは米国領土の中で、プライベートアイランドを購入できる数少ない地域の一つです。
【フィジー】
約330の島々からなる、南太平洋を代表するリゾート地です。
俳優のレイモンド・バーは、1969年にフィジーのNaitoumba IslandをUS$1600で購入しました。そして、1983年にその島を転売したとき、価格は元々の値段の200倍近い、US$3millionになっていたといわれています。
俳優のメルギブソンは2004年12月にMago IslandをUS$14.8millionで購入しました。この5500エーカーのプライベートアイランドは、ホワイトビーチとエメラルドグリーンのラグーンに囲まれています。
またForbes誌の創業者である、マルコム・フォーブスは1972年にLaucala Islandを$450,000で購入し、最近、RedBull社のオーナーであるDietrich Mateschitz氏にUS$10millionで売りました。このようにフィジーは著名人たちも注目する、魅力的なプライベートアイランドがたくさんあります。
【クロアチア】
ク ロアチアはスポーツで耳にする以外、あまり日本人とはなじみが無い国かもしれません。しかし、クロアチアはいま、ヨーロッパ中の富裕層が注目する高級リゾート地として名前が挙がる地域となっています。
ク ロアチアは海を挟んでイタリアの対面に位置します。その海岸線はディナルアルプス山脈を背景に複雑なリアス式海岸を形成しており、1000以上の島々が存 在しています。それらの島々はダルマチア列島と呼ばれており、その温暖な地中海性気候と利便性からブラッド・ピットやショーンコネリーのようなセレブリ ティの注目を集めています。
【バハマ共和国】
700の島、10000の無人小島、長くのびるビーチ、エメラルドグリーンの海、輝く太陽、プライベートアイランドを購入するというと、誰もがまずバハマを有力候補のひとつに挙げます。
この諸島はフロリダからわずか1時間ほどでたどり着け、セレブリティたちが隠れ家を見つけるには最適の場所です。
バ ハマ諸島はこれまで常にハリウッドスターとともにありました。この諸島は、映画のロケーション場所として真っ先に挙げられる場所になっており、かの有名な ジェームズ・ボンドの映画をはじめとし、「コクーン」や「スプラッシュ」、「羊たちの沈黙」などなど多くの映画が撮影されています。
また、ディズニーの「パイレーツオブカリビアン」主演のジョニー・デップはこの地域にプライベートアイランドを所有しています。
【ギリシャ】
ギ リシャはその地形から想像できるとおり、1500以上の島々が存在します。そのうち約200は人が住んでおり、その他多くの個人所有の島が存在していま す。昨年、ギリシャの不動産に関する法律が改定され、外国人がそれらの島々をプライベートアイランドとして購入することが可能になりました。
日本人の間でもアテネやエーゲ海で有名なように、ギリシャのプライベートアイランドは、世界中の資産家、著名人が温暖な気候やプライベートビーチを楽しむために注目しているスポットです。