プライベートアイランドの購入Ⅱ
4.自然環境を調べる島を購入するエリアの目処がついたら、その中でもどの島を購入するのかという段階に進んでいきます。島はそれぞれが唯一無二の地形をしており、そのことが資産としての価値を高めていると同時に、理想的なプライベートアイランドを手に入れるのを難しくしています。
プライベートアイランドで過ごす時間は、必然的に自然との共存が中心になります。それゆえ、自分が納得できる自然環境を持つ島を探すことに時間を惜しむわけにはいきません。
プライベートアイランドというと、真っ先に南の島の熱帯性気候を思い浮かべますが、島の気候は主に温暖、地中海性、熱帯性の3つに分けられると言われています。
なかでも夏至線(北緯23°27′)と冬至線(南緯23°27′)に挟まれた熱帯性気候がやはり一般的です。
地中海性気候は気温が高く、雨量は少ないです。ギリシャやクロアチアなど地中海の島々はもちろん、カナリア諸島、バミューダ諸島、バハマ諸島が代表的です。温暖気候には、一般的に北ヨーロッパやカナダ、北アメリカが当てはまります。島を購入する際には、どの気候を好むかを十分考慮する必要があります。どれも一長一短があり、人によって好みが違いますが、地中海性気候は雨量も多くなく、気温や湿度のバランスが一番取れていて快適といえるでしょう。
どの地域(国)の島を購入するにしても、実際にその島がある場所は重要な検討事項です。本土や大きい島にある村/町に近い島は、道具や食料を調達するのに便利である一方、プライバシーの面では劣るときがあります。とはいえ、完全に隔離されてプライバシーが保たれている場所は、逆にアクセスするためのコストがかかります。また入り江や本土の近くに位置する島は、景観もよく、いざと言う時の避難も容易です。
一方、海の沖にある島は当然ながら景観といえるものがなく、避難場所も確保しづらいでしょう。さらに沖にある島は概して、天候や波が荒れやすい傾向にあります。
島にはカリブ海に良くあるような、完全な平地になっているものから、岩や山がそびえるものまで様々な地形があります。
ほとんどの島はまったくの平地ではありません。またほとんど岩場になっており、平地がない島まであります。
一般的に島の面積のうち、平地は10%-12%となっています。購入/開発する際にはこの点をよく考慮する必要があります。
実際のところ、ほとんどの島ではビーチは島のごく一部を占めるに過ぎません。周囲360度が砂浜というのは極めて稀なケースです。よってビーチが島のどの位置にあるのかいうのはとても重要になってきます。
まず、ビーチは強い風が吹く側の反対にあるのが理想です。
多くの人は夕日が見られるようにと西側にビーチがあることを望みますが、たとえそうなっていなくとも、丘があれば、夕日を見ることができます。
ビーチの砂の質も重要な要素です。砂の質は細かさと湿気の二つで計られます。砂の細かさは色よりも重要と思われます。茶色く細かい砂は白い砂よりも踏みつけたときの感触が良いです。
もう一つ考慮したいのは、ビーチが浅瀬になっているのか、深くなっているのか、また砂利になっているのか、砂になっているのかです。
もちろん、泳いだり、スノーケリング、ダイビングをしたりと、楽しめることが理想です。
また、多くの場合、自分の島へはボートでアクセスすることになりますが、桟橋や停泊地を作れる環境かどうか、ボートがどこまで島に近づいて来られるのかいう点も重要なファクターです。
既に桟橋や停泊地を持っている島の場合でも、その質はかなりの差があります。
理想的なのは、島に近づく際、珊瑚礁や強い風を避けることができるルートがあることです。これらを検討する場合は、満ち潮時と引き潮時の両方を見ることが必要です。
最後に、島を選ぶ場合、どのように島を利用したいかによって、選ぶべき島の大きさはかなり変わってきます。
休日をのんびり過ごすために、というのであれば、2.5-12エーカーに小さな住居さえ設ければ十分です。また友人達のためにコテージを用意したいのであれば、12-25エーカーが必要となります。さらにリゾート地として開発し、観光客を迎え入れたいのであれば、最低25エーカーは必要になり、少なくとも 15エーカーは平地が必要になります。